平成13年度裁判所書記官研修所養成部入所試験問題(平成12年8月施行)
第1部
憲法
第1問 国会の二院制について説明せよ。
(50点)
第2問 職業選択の自由について説明せよ。
(50点)
民法
第1問 Bは,Aから,A所有の甲土地を買い,所有権移転登記及び引渡しを受けた後,Cとの間で甲土地につき抵当権設定契約を締結し,抵当権設定登記をした。その後,Aは,Bが甲土地の売買代金を支払わなかったので,売買契約を解除し,Bに甲土地の返還を求めた。しかし,Bは,これを拒否し,Dとの間で,甲土地を駐車場として3年間賃貸する旨の契約を締結し,賃借権設定登記をしてDに引き渡した。
AC間,AD間,CD間の法律関係について説明せよ。→参考答案
(50点)
第2問 民法116条,119条,122条に規定されている「追認」の相違点について説明せよ。
(50点)
刑法
第1問 甲と乙は,強盗を共謀し,包丁を準備して共に深夜A方に侵入し,乙は,Aに包丁を突きつけて「金を出せ。」と脅迫し,金品の強奪を遂げた。甲は,Aの子が寝ている様子を見て自分の子供を思い出し,後悔して犯行を思いとどまり,その旨乙に告げたところ,乙もこれを了解したので,その場を立ち去り家に帰った。次の場合における甲の刑事責任について論ぜよ(ただし,住居侵入,銃砲刀剣類所持等取締法違反の点は除く。)。
(1)甲が犯行を思いとどまり,その場を立ち去ったのが,乙の脅迫行為開始前の場合
(2)甲が犯行を思いとどまり,その場を立ち去ったのが,乙の脅迫行為開始後の場合
(50点)→参考答案
第2問 窃盗罪における実行の着手時期と既遂時期について説明せよ。
(50点)
民事訴訟法
第1問 Xは、Aとの間で、平成12年3月1日、A所有の甲土地を代金1000万円で買うとの合意をし、その代金を支払ったと主張して、甲土地を占有するYに対し、甲土地の明渡しを求める訴えを提起した。Yの以下の陳述は、訴訟法上どのような意義を有するか。
1 Aが平成12年3月1日の時点で甲土地の所有権を有していたことは認めるとの陳述
2 XがAとの間で甲土地を買うとの合意をしたことは認めるとの陳述
3 XがAとの間で甲土地を買うとの合意をしたことは知らないが、1000万円の金銭をAがXから受け取ったことは認めるとの陳述
(50点)
第2問 訴えの取下げについて説明せよ。
(50点)
刑事訴訟法
第1問 甲と乙が殺人罪の共同正犯として起訴され,併合審理を受けている場合に関し,次の設問に答えよ。
(1)乙に対する関係で甲の供述を求めるための方法について説明せよ。
(2)公判廷で,乙は,自分には全く身に覚えがない旨供述し,甲は,甲乙共同実行による犯行を認める旨供述した。甲の供述のみによって乙を有罪とすることができるか。→参考答案
(50点)
第2問 公判手続の基本原則について説明せよ。
(50点)
2部
憲法
第1問 内閣の総辞職について説明せよ。
(50点)
第2問 社会権について 説明せよ。
(50点)
民法
第1問 Xは、平成元年4月1日、Aから、A所有の甲土地を代金500万円で買い受け、同日から現在に至るまで、平穏、公然、善意、無過失で甲土地を占有している。ところが、Yは、Aが既に甲土地をXに売り渡していることを知りながら、平成9年5月1日、Aから、甲土地の贈与を受けて所有権移転登記を得た。
XY間の法律関係について説明せよ。→参考答案
(50点)
第2問 物権と債権との相違点について説明せよ。
(50点)
刑法
第1問
甲は、A社を解雇されたことを逆恨みし、A社の倉庫を燃やしてしまおうと考え、深夜、倉庫内に侵入し、壁際にあった段ボール箱に火をつけた。A社の車庫は、夜間は通常無人であり、その日はたまたま従業員Bが倉庫内で残業をしていたが、甲は、Bが倉庫内にいることを知らなかった。火は倉庫の壁に燃え移ったが、Bが火災に気付いて直ちに消火したため、倉庫の壁役1平方メートルを焼いたにとどまった。
甲の刑事責任について論ぜよ。→参考答案
(50点)
第2問 被害者の承諾について論ぜよ。
(50点)